Excel Onlineでブックやシートの保護&解除および、ブックを開く際のパスワードの設定&解除について解説します。
Excelでは以下の保護やパスワードが設定可能です。
- シートの保護・解除
- ブックの保護・解除
- ファイルを開くときのパスワードの設定・解除
これらに共通している点として、Excel Onlineでは保護や解除といった操作はできません。
また、ファイルの開くときのパスワードが設定されているものは、Excel Onlineでは開くことが出来ません。
どういった動きをするのか、詳しく解説していきます。
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この記事の目次
Excel Onlineでの保護・解除について
Excel Onlineでシートとブックの保護・解除の操作をすることはできません。
しかし、保護されたExcelファイルを開くことは可能です。詳しく解説していきます。
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ブックやシートの保護・解除の操作はできない
Excel Onlineのリボンメニュー「校閲」タブには「シートの保護」および「ブックの保護」がないので、保護や解除の操作はできません。
シートの保護がされたファイルを開くとどうなる?
シートの保護がされたファイルは、Excel Onlineでも開くことができます。
保護されたシートの編集はできませんが、閲覧は可能となっています。
また、保護されていないシートについては編集可能です。
ブックの保護がされたファイルを開くとどうなる?
ブックの保護がされたファイルは、Excel Onlineでも開くことができます。
シートの追加や削除といった操作はできませんが、シートの内容を変更することは可能です。
読み取り・書き込みパスワードが設定されているファイルは?
Excelファイルは、読み取りや書き込みのパスワードを設定する事が可能です。
この読み取り・書き込みのパスワードが設定されたファイルをExcel Onlineで開くいて、動作を確認してみます。
読み取りパスワードが設定されたファイルをExcel Onlineで開くと?
読み取りパスワードが設定されたファイルは、デスクトップ版とExcel Onlineで動作が異なります。
デスクトップ版Excelでは、このようにファイルを開く際にパスワードの入力が求められます。
このファイルをExcel Onlineで開くと、このようにメッセージが表示され、開くことができません。
※このメッセージにあるように、デスクトップ版の「Excelで開く」事は可能です。
書き込みパスワードが設定されたファイルをExcel Onlineで開くと?
書き込みパスワードが設定されたファイルは、デスクトップ版とExcel Onlineでメッセージと動作が少し異なります。
デスクトップ版Excelでは、このように読み取り専用で開くか、またはパスワードを入力すれば編集することができます。
このファイルをExcel Onlineで開くと、「コピーして編集」するか、読み取り専用で開くことができます。
このメッセージで「キャンセル」を選択すると、読み取り専用で開きます。
Excel Onlineでは、パスワードを入力してファイルを直接編集することはできません。「コピーして編集」するしか方法がないようです。
以上、Excel Onlineでブックやシートの保護およびパスワードの解除は出来る?でした。
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